沖縄の闘い

琉球沖縄のアイデンティティに対する圧政との闘い

詩の終わり 今やお手上げな日本国民

 クーデタ(非軍事的文化革命)、テロリズム(不逞要人排除)、暴力革命(超法規的権力掌握)、アナキズム(政府はいらない)。こういう前時代的な願望的文言が、密かに国民の一部には湧いてきているのではないかと思わないわけにはいかない。現政府、安倍政権、アベイズム、現官僚体制、今ネット等でほぼ連日目にする彼らの「官尊民卑」に対し、国民は限度なしにいらついているようだ。7月31日の尾身西村会見は、この国の現在の権力構造が上記にあげた連中の政権維持我欲と生命軽視、優性思想的経済主義にまみれていることを如実に表していた。

 安倍晋三という者に政権担当者としての責任感など期待する方がおかしい。この男は岸・安部・佐藤・麻生一族の出来損ないのドラ息子(麻生も同じ)で、生来嘘つき、ごまかしや捻じ曲げ、改ざんが身に沁みついて抜けない、家中の厄介ものであり、金銭的苦労や生活上の不如意を一切経験したことも想像したこともない、明らかに政治家失格の語るに落ちた無資格者にほかならない。組織上層部や富裕層、財界要人と毎晩のように数万円の会食を貪っている所謂ブルジョア

 しかし残念ながら安倍晋三は時代の一面の合わせ鏡で、こういう種類の集団、塊が現実に存在し、国民の中に2割程度巣食っていることは間違いない(ネトウヨ、安倍応援団、御用学者、敗残左翼、狂熱的右翼)。つまりかつてナチスヒトラーがあのように世界史上稀に見る暗黒の時代を現出させたように、あれよあれよという間に、醜悪で悪臭ふんぷんたる全体主義の嵐を吹き荒らさせるべく、この世を席巻する巨悪で巨大な勢力と化すのだ。まさに時代の子(post truth)であろう。

 ここにはこの国の選挙制度の、あるいは戦後民主主義と呼称する不可逆な体制が絡んできている。つまり支持率的に実質2割程度の政治勢力が金力と狡猾な選挙戦略で代議員の過半数議席を分捕るような仕組みと、多数決原理が優先する議決権行使の悪道だ。権力の甘い花園に忘我して跳ね回っている、あいつらの脂下がった面貌が実に鼻につく。

 安部一派はヒトラー並みに悪の巣窟をなし、ごり押し政治を断行してやまない。この安倍政権、自民(公明)党政権は明確に国家優先滅私奉公政治(天皇をお飾りとする仮託的無責任政治)を目途としており、明らかに憲法違反の政治集団であり、このコロナ禍で漸くその本質が現実的に国民には見え始めている。国民は現憲法の「国民主権」実質侵犯のアベイズムに今更ながら気が付き始めている(それも結局おのれらの命の危険を感じてからの話だが)。かつてこれほど国政を私物化した者はいない。国民は多く、アベイズムの気持ちの悪い浸潤を苦虫かみつぶして見ている。

 沖縄県は緊急事態宣言し、県民に自粛を促した。但し、県外から県内への移動自粛は求めず「慎重な判断」にとどめた。ただ、「可能であれば旅行が楽しめる機会に考え直すなど検討をお願いしたい」とした。県民には県外への不要不急の往来は自粛するよう求めた。来島の自粛を求めている離島への移動は控えるよう要求。自粛を求めていない離島に関しても、医療体制が脆弱(ぜいじゃく)である点を挙げ必要最小限にするよう求めた。(沖縄タイムス記事)これは8月15日までとされる。それまでに一定の感染者数減衰傾向がみられなければ以後も引き続くのであろう。

 どうやら非感染地区だった北部地区(やんばる)にも2名ほど新規の感染者をみた。こういう中でも辺野古大浦湾では工事が続行されている。如何にこの安倍政権が悪質な政治屋集団に占められているかだが、勿論到底看過すべからざる国家犯罪だ。

 いずれにしろ、危機管理能力皆無、無能無策の現政権を放逐し、国民のためにのみ機能する知能を希い、そういう結束に向けてあげて務めるべきところだ。(つづく)