沖縄の闘い

琉球沖縄のアイデンティティに対する圧政との闘い

詩の終わり この国の終わり

 繰り返せば、多くの国民の憤懣やるかたない思いとは別に、国民の神経逆撫で発言(「東京問題」、「沖縄にはホテルの確保を何回となく促している」「自治体の責任」)、奇天烈愚策(アベノマスク、アベノミクス)、悪策のごり押し(GoTo地獄)に満ちた西村担当、菅官房、幼稚な居留守使いの安倍ら自公政権、特に自民党は、その党是として明確に「国家優先滅私奉公」(自民改憲草案)をうたい、結果として如何なる政策の結果責任も、架空の媒体に仮託して敵前逃亡を図るという、この国の伝統的に習い性となった無責任政治家を地で言っている輩だ。(ここでいう架空の媒体は私見によればどうやら万世一系の「天皇制」のことだ)。

 沖縄在住の筆者は、菅官房禿頭のこれまでの不埒な発言に、辺野古高江等に関しいつもいつも苦々しい思いをさせられてきたが、今次、明らかにこいつらの政府がやらかした、GoToトラベル(GoTo地獄)のごり押しが齎した、沖縄における稀に見る急激な感染拡大(8月3日現在37人感染、累計554人、退院回復者148人)で、医療ひっ迫状況(マンパワー不足)、病床確保の難事(入院調整中数の過大)に対し、口にするも汚らわしい発言を臆面もなく述べ立てて、またしても県民の神経を逆なでし傷口に塩を塗り込む暴言を吐いたことは、まことにこいつらは国民の犠牲の上に彼らだけの国家(そんなものは存在しない)をおったてて、自分らの失政の責任など取るべくもない連中だと、改めて認知させられた次第。

 菅義偉官房長官が3日の会見で、沖縄県内での新型コロナウイルス患者の急増を受け軽症者向け療養ホテルの確保が追いついていないことに「政府からは県側へ何回となく確保すべきであると促している」と述べたことに対し、県の大城玲子保健医療部長は3日、「国の通知に従い、病床確保計画を進めてきた」と反論した。(沖縄タイムス記事)

 菅の言いぶりに見るレイシズム(人種差別)と厚顔無恥な態度には、むしろ(金輪際彼らが認めたくない)琉球民族の存在性(アイデンティティ)を暗に認知している様子が伺えるが、これまで繰り返されてきたた国連勧告https://www.hurights.or.jp/archives/newsletter/section4/2018/11/post-201822.htmlには一向に耳を傾ける様子はない。つまり菅の発言には彼があるいは属しているかもしれない「大和民族」の、既に敗戦で滅び去った魂の抜け殻が見えてくるということ。同時に現行自公政権乃至安部一派の「ゾンビ的性格」(殺しても死なない怪物性)が垣間見られる。

 安倍の逃亡は今井ら側用人の政権死守悪巧み路線がいよいよ暗礁に乗り上げ、如何に逃げ切りを図るかということに必死な事情を暗示しているかのようだ。

 臨時国会10月以降予定って(臨時じゃあないじゃないか)、こいつらは完全に代議員の責任を放棄し、彼らだけの脳漿に宿った彼らだけの「国家」を遵奉し、自慰的に空中浮遊する大うつけものとなりおうした。(野党に)責め立てられるだけの国会と認知し、責め立てられることばかりしてきたおのれらのことは等閑に付し、明らかにくずどもの牙城と化した自公政権をできるだけ長く存続しようと、手詰まった画策状況から逃げを決めて、国民は政府頼みの虚しさばかり骨身にしみて知らしめられている。

 戦後民主主義は痰ツボに過ぎない。あらゆる表象が、腐った悪臭漂う我々の生存生活環境を示し始めている。もし現行自公政権並みの国政環境を見逃し続けたら、最後には投票率20%の公職選挙の結果自公代議員が全議席を占めて、国民はあってないような政府の愚策悪策、殺人的国政の無力な犠牲者となって、ヒトラーナチスに抵抗しなかったユダヤ人のように、崖から落ちる羊の群れのごとく諸共に滅び去ることだろう。安部などはそれをしも望んでいないとは言えない。(つづく)